ハンバントタ港の真相と中国の教訓
唱 新(福井県立大学 教授)2018.11.26
スリランカ南部のハンバントタ港運営権が中国企業に譲渡されることが米国のマスメディアを騒がせている。ニューヨークタイムズが2018年6月に「債務の罠」として報道してから,中国の「一帯一路」政策を問題視する論調が一気に高まってきており,その批判の的は主に,①中国側はスリランカへの融資を利用して,ハンバントタ港の譲渡を迫ったこと,②「一帯一路」は債務漬けにして,事実上の植民地に変える膨張主義戦略であること,③中国は将来ハンバントタ港を軍事的に利用する恐れがあることなどである。その中には,事実とはずれて,誇大的,憶測的内容もあるし,誤解を招いた報道も多いと言わざるを得ない。
さらに読む (世界経済評論IMPACTのサイトへ飛びます)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。