【政府活動報告コメント】人民中国寄稿掲載(川村範行)

春光の候、ご清祥のことと拝察します。

さて、3月5日に北京で全国人民代表大会が開幕し、李強総理が政府活動報告を読み上げました。

外交部傘下の外文局アジア太平洋広報センター発行の月刊誌『人民中国』からの依頼により、

政府活動報告を読んでの寄稿を出しました。

今年の政府活動報告は中国語版で31頁の長さです。

経済以外についてとの原稿依頼でしたので、中国の対外政策についてコメントをまとめました。

昨日6日の人民中国WEBに拙稿が掲載されましたので、日本語版を添付してご紹介します。

ご参考にしていただければ幸いです。

 :台湾政策について、「一つの中国」、「92年コンセンサス」、「台湾独立反対」の原則を踏まえながら、表現が昨年までとは微妙に変化しています。

鄧小平以来堅持してきた「平和的統一」の言葉が消え、「両岸関係の平和的発展を促し、揺るぐことなく祖国統一の大業を推進」との記述に。

「両岸の融合発展を深化させ、両岸同胞の福祉を増進させ、心を一つにして民族復興の偉業をともに成し遂げる」と記し、丁寧に台湾同胞へ統一を呼び掛けている。

鄧小平以来堅持してきた、「(台湾独立の動きがあった場合)武力行使の放棄を約束するものではない」との表現も見当たらず、政策調整があったためかどうか不明です。

ここまで詳細な言及は、日本のメディア報道にはありません。

記事のURLは以下の通りです。

日本語版:*開けない場合は、添付ご参照。

http://www.peoplechina.com.cn/zzjj/202403/t20240306_800359083.html

中国語版

https://mp.weixin.qq.com/s/oxlzabHPSbnQ13piK2WKfw

3月7日

川村範行

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