国際アジア共同体学会主催、日本華人教授会議が共催した国際シンポジウム「米中『新冷戦』と日本の生き方」が2021年7月30日に東京都の衆議院第一議員会館で開催された。孔鉉佑中国駐日大使が同シンポジウムに登壇、「変化している世界におけるアジア協力と日中関係」をテーマとして基調講演を行い、鳩山由紀夫元日本首相は「米中対決と日本の対応」と題した講演を行った。進藤栄一国際アジア共同体学会会長、西原春夫元早稲田大学総長、及び東京大学、慶應義塾大学からの数多くの専門家や学者が講演を行い、250名以上の方々が来場またはオンラインで本シンポジウムに参加した。
本シンポジウム事務局の委託を受け、中日青年産学連合会は、来場者受付、会場案内、撮影アシスタント等を担当した。中日青年産学連合会の協力団体である埼玉県日本中国友好協会青年委員会は本シンポジウムも会場運営の支援をしてくれた。
孔大使が講演後、貴重な時間を割いて中日青年産学連合会のメンバーと会見し、激励な言葉を送った。
新型コロナ感染拡大が深刻化となった現在、孔大使は、中日青年産学連合会メンバーの勉強と仕事の状況について関心を示した。孔大使は、日本での生活は安易ではなく、感染予防に十分に注意を払うべき、心と体の健康を最優先に注意して欲しいと語った。その後、孔大使は日中若者が力を合わせ、日中友好のために貢献することへの期待を表した。
中日青年産学連合会の陳霄明代表理事は、「当団体設立の目的は日中友好と日中産業協力を促進することであり、日中関係の改善に少しでも貢献したい」と述べた。2020年1月に設立以来、中日青年産学連合会は学術、産業、民間生活における日中交流と協力の促進に取り組んでおり、定期的なセミナーや主流メディアによる報道を通じ、在日華僑華人青年の声を日本・中国に広げ、日本の若い世代や一般社会に広く受け入れられた。それに対して、孔大使は、「あなたたちの貢献は決して小さなものではなく、とても大きな貢献だ」と語り、高い評価を送った。
会見の最後に、孔大使は新型コロナの感染予防への注意を再度要請し、「大使館は、いつでもあなたたちの傍にいる(无论什么时候,请记住大使馆都与你们同在!)」と温かく話してくれた。大使の激励は会見を受けた我々だけでなく、在日華僑華人青年全体への期待を込めたものである。中日青年産学連合会は、今後とも時代の使命と先輩の期待に応え、日中友好の促進と日中産業の融合に引き続き貢献してまいります。
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